1.結婚式の費用相場は総額343.9万円——ただし「払う額」ではありません
結婚式の費用総額の全国平均は343.9万円です(ゼクシィ結婚トレンド調査2025・招待人数の平均は46.8人)。
人生で一度の出費としては大きな数字ですが、この金額をそのまま用意する必要はありません。
調査によって数字が違うのはなぜか
結婚式の費用を調べると、いくつも違う数字が出てきます。
主要な調査では次のとおりです。
| 調査 | 総額の平均 | 備考 |
|---|---|---|
| ゼクシィ結婚トレンド調査2025 | 343.9万円 | 招待人数の平均46.8人・全国 |
| ハナユメ 2025年上半期 | 361.5万円 | ご祝儀1人3.8万円・自己負担183.7万円 |
| みんなのウェディング 2026年 | 298万円 | 少人数化の傾向を反映 |
差が出るのは、調査対象の会場タイプと招待人数の構成が異なるためです。
ホテルや専門式場の回答が多い調査は高めに、レストランや少人数婚が多い調査は低めに出ます。
どれかが間違っているわけではないので、「300〜360万円のレンジ」と捉えて、自分の条件で計算し直すのが正解です。
結婚全体では454.3万円かかる
見落としがちなのが、結婚式以外にもお金がかかることです。
ゼクシィの調査では、婚約から新婚旅行までを含めた結婚全体の総額は平均454.3万円とされています。
| 項目 | 平均額 |
|---|---|
| 結婚式(挙式・披露宴) | 343.9万円 |
| 結納 | 43.9万円 |
| 顔合わせ食事会 | 8.3万円 |
| 婚約指輪 | 39.0万円 |
| 結婚指輪(2人分) | 29.7万円 |
| 新婚旅行(2人分) | 61.6万円 |
さらに新生活の準備(家具・家電・引越し)が加わります。
結婚式の予算だけを見て貯蓄を使い切ってしまうと、新生活のスタートで苦しくなります。
式にいくら使うかは、結婚全体の資金計画の中で決めてください。

2.自己負担額の計算方法(3ステップ)
自分たちがいくら用意すべきかは、次の3ステップで計算できます。
上のシミュレーターはこの計算を自動化したものです。
ステップ1:総額を出す
結婚式の費用は「人数で変わる変動費」と「人数に関係ない固定費」に分かれます。
変動費は料理・飲物(1人約2.1万円)、引出物などのギフト(1人約6,000円)、ペーパーアイテム(1人約830円)、卓上装花(1人約1,500円)で、合計すると1人あたり約2.9万円です。
固定費は挙式料・会場使用料・衣裳・写真・映像演出などで、会場タイプにより150〜225万円が目安になります。
総額=固定費 + 2.9万円 × 招待人数、という計算です。
ステップ2:もらえるお金を引く
ご祝儀は招待人数 × 平均3.8万円。
親からの援助がある場合はそれも加えます。
自治体の補助金が使えるケースもあります(後述)。
ステップ3:差額が自己負担
自己負担額=総額 −ご祝儀 −親援助。
これが実際に自分たちの財布から出る金額です。
平均的なケースでは170〜185万円に収まります。
盲点:ご祝儀は当日、支払いは前日
ここが最も多くの人が見落とす点です。
ご祝儀を受け取るのは式の当日ですが、会場への支払いは式の1週間前〜前日が主流です。
つまり「ご祝儀があるから自己負担は170万円で足りる」と考えていても、支払いの時点では総額の全額(343万円)を一時的に立て替える必要があるケースがあります。
対策は2つ。
後払い可の会場を選ぶか、立て替え分の資金を用意しておくか。
会場を決める前に「支払いはいつですか」と必ず確認してください。

3.人数別・費用と自己負担額の早見表【当サイト独自試算】
招待人数ごとに総額・ご祝儀・自己負担額がどう変わるかを計算した表です。
ゲストハウス・ご祝儀標準(1人3.8万円)・親援助なしの条件で、上のシミュレーターと同じ計算式により算出しています。
| 招待人数 | 総額 | ご祝儀 | 自己負担額 |
|---|---|---|---|
| 10人(親族のみ) | 約239万円 | 約38万円 | 約201万円 |
| 20人 | 約269万円 | 約76万円 | 約193万円 |
| 30人 | 約298万円 | 約114万円 | 約184万円 |
| 40人 | 約327万円 | 約152万円 | 約175万円 |
| 50人(平均的) | 約357万円 | 約190万円 | 約167万円 |
| 60人 | 約386万円 | 約228万円 | 約158万円 |
| 70人 | 約415万円 | 約266万円 | 約149万円 |
| 80人 | 約445万円 | 約304万円 | 約141万円 |
| 100人 | 約503万円 | 約380万円 | 約123万円 |
| 120人 | 約562万円 | 約456万円 | 約106万円 |
人数を減らすと自己負担は「増える」
この表で最も重要なのは、ゲストが増えるほど総額は上がるのに、自己負担は下がるという点です。
10人だと自己負担201万円、100人だと123万円。
人数が10倍でも、自分たちが払う額は8割になります。
理由は単純です。
ゲスト1人を招くと料理・引出物などで約2.9万円かかりますが、ご祝儀で平均3.8万円いただけます。
差し引き1人あたり約9,000円のプラスになるからです。
したがって「予算が厳しいから人数を減らそう」という判断は、多くの場合で逆効果です。
呼びたい人を呼んだほうが、結果的に手元に残るお金は増えます。
コストを下げたいなら、次に説明する会場タイプ・日取り・持ち込みで調整してください。
ただし例外があります。
会費制にする場合や、学生・若い世代の友人が中心でご祝儀単価が下がる場合は、この関係が逆転することがあります。
上のシミュレーターで「ご祝儀の見込み」を変えて確認してください。
4.ケース別・自己負担額の試算4パターン
条件によって自己負担がどれだけ変わるか、代表的な4パターンで計算しました。
いずれも当サイトの計算式による試算です。
ケース1:少人数の家族婚(20人・レストラン・親族中心)
総額208.7万円、ご祝儀91.2万円(親族が多いため1人4.6万円で計算)、自己負担117.5万円。
少人数でも自己負担が100万円を超えるのは、固定費(衣裳・写真・挙式料)が人数に関係なくかかるためです。
ケース2:平均的な結婚式(50人・ゲストハウス・標準)
総額356.6万円、ご祝儀190万円、自己負担166.7万円。
もっとも標準的なケースで、ハナユメ調査の自己負担平均183.7万円と近い水準です。
ケース3:大人数(80人・ホテル・標準)
総額459.6万円、ご祝儀304万円、自己負担155.6万円。
総額はケース2より100万円高いのに、自己負担は11万円安くなります。
ホテルは固定費が高い一方、ゲスト数の増加分をご祝儀が上回るためです。
ケース4:親援助あり(50人・ゲストハウス・援助150万円)
総額356.6万円、ご祝儀190万円、援助150万円、自己負担16.6万円。
ケース2と同じ式でも、援助があるだけで自己負担は10分の1になります。
自己負担を左右する最大の要因は、実は人数でも会場でもなく「親援助の有無」です。
5.自己負担0円は可能か——条件を計算で確かめる
「ご祝儀だけで結婚式ができた」という話を聞いたことがあるかもしれません。
計算上、可能です。
ただし条件があります。
試算例:90人・レストラン・親族と上司が多い(1人4.6万円)・親援助100万円のケースでは、総額414.0万円に対しご祝儀410.4万円+援助100万円となり、自己負担は0円(96.4万円が余る計算)になります。
自己負担0円を成立させる条件を整理すると、次の4つが揃う必要があります。
- ゲストが多い(おおむね70人以上)——固定費をご祝儀の総額で吸収するため
- 親族・上司の比率が高い——ご祝儀単価が3万円台から4〜5万円台に上がる
- 会場の固定費が低い——レストランウェディングなど
- 親援助がある——なくても成立するが、ハードルは大きく上がる
ただし注意してほしいことが2つあります。
1つはご祝儀は「予定」であって確定額ではないこと。
欠席が出れば当然減ります。
もう1つは前払いの会場では立て替えが必要なこと。
自己負担0円でも、一時的に400万円を用意する必要があるケースがあります。
ご祝儀を計算に入れるのは正しいですが、頼り切る前提で予算を組むのは危険です。
実務的には「ご祝儀は見込みの8割で計算しておく」くらいが安全です。

6.費用の内訳と項目別の相場
総額343.9万円の内訳を項目別に見ていきます(ゼクシィ結婚トレンド調査2025の全国平均)。
| 項目 | 平均額 | 人数で変わるか |
|---|---|---|
| 料理・飲物 | 106.7万円 | 変わる(1人約2.1万円) |
| 挙式料・会場使用料 | 約40万円 | 変わらない |
| 新婦衣裳 | 50.9万円 | 変わらない |
| 新郎衣裳 | 17.6万円 | 変わらない |
| ギフト(引出物・引菓子) | 23.6万円 | 変わる(1人約6,000円) |
| 会場装花 | 19.1万円 | 一部変わる(卓上装花) |
| 当日スナップ撮影 | 21.1万円 | 変わらない |
| 前撮り・別撮り | 19.6万円〜 | 変わらない |
| 映像演出 | 11.6万円 | 変わらない |
| ブライダルエステ | 9.9万円 | 変わらない |
| ブーケ | 4.7万円 | 変わらない |
| ペーパーアイテム | 1人約830円 | 変わる |
料理・飲物——総額の3分の1を占める最大項目
106.7万円は総額の約31%にあたり、単独では最も大きい項目です。
1人あたり2万円前後のコースが標準で、ランクを上げると1人3,000〜5,000円ずつ増えます。
50人なら15〜25万円の差です。
ゲストの満足度に最も直結する項目でもあるため、ここを削るのは慎重に判断してください。
衣裳——新婦50.9万円は「1着」ではない
新婦衣裳の平均50.9万円は、多くの場合ウェディングドレスとカラードレス(またはお色直しの和装)の2着分です。
1着に絞れば20〜25万円下がります。
式場の初回見積もりは最低ランク1着で計算されていることが多いため、後から増額しやすい代表的な項目です。
写真・映像——「残るもの」への投資
当日スナップ21.1万円+前撮り19.6万円+映像演出11.6万円で、合計50万円を超えます。
ここは削った人の後悔が最も多い項目でもあります。
予算配分を考えるときは、「当日しか価値がないもの(装花・演出)」と「後々まで残るもの(写真・映像)」を分けて優先順位をつけるとぶれません。
見積もりに載らない費用
次の費用は式場の見積もりに含まれないことが多く、後から発生します。
合計で10〜30万円になるため、予算に織り込んでおいてください。
- お車代:遠方ゲストの交通費・宿泊費の半額〜全額(1人5,000〜3万円)
- お礼:受付・スピーチ・余興を頼んだ人に5,000〜1万円、司会を友人に頼んだ場合2〜3万円
- 心付け:当日のスタッフへ1,000〜1万円(渡さない会場も多い)
- 持ち込み料:ドレス・写真・引出物などを外部で用意した場合、1点1〜5万円
- 二次会:会費制が主流だが、幹事へのお礼や不足分の補填が発生することがある
7.もらえるお金:ご祝儀・親援助・補助金
ご祝儀の相場(関係性別)
ご祝儀の平均は1人あたり3.8万円ですが、ゲストとの関係性で大きく変わります。
| ゲストとの関係 | ご祝儀の目安 |
|---|---|
| 友人・同僚 | 3万円 |
| 上司・恩師 | 3〜5万円 |
| 親族(叔父叔母など) | 5〜10万円 |
| 兄弟姉妹 | 5〜10万円 |
| 夫婦での出席 | 5〜7万円 |
| 家族連れ(子ども含む) | 7〜10万円 |
つまりゲストの顔ぶれ次第で、同じ50人でも総額が50万円以上変わります。
友人中心なら1人3万円で計算し、親族が多いなら4〜5万円で見積もるほうが実態に近くなります。
ご祝儀の地域差
ご祝儀には地域の慣習があります。
特に北海道は会費制が主流で、ご祝儀ではなく1人1.5万円前後の会費を集める形が一般的です。
この場合、総額も自己負担も大きく変わるため、シミュレーターでは「会費制・ご祝儀なし」を選んで、別途会費収入を差し引いて考えてください。
東北の一部でも会費制の地域があります。
親からの援助(約74%が受けている)
親・親族から援助を受けたカップルは約74%、金額は100〜200万円が中心です。
前述のケース4のとおり、援助の有無で自己負担は10倍近く変わります。
金額を先に決めるより、シミュレーターで出した自己負担額を両家に共有して相談するほうが、話が具体的に進みます。
なお税金の心配をする方がいますが、親から子への結婚費用の援助は原則として贈与税がかかりません。
扶養義務者から生活費・結婚費用として必要な都度もらう資金は非課税とされているためです(ただし援助されたお金を貯蓄や投資に回した場合は課税対象になり得ます)。
結婚新生活支援事業(最大60万円)
自治体によっては「結婚新生活支援事業」で最大60万円の補助が受けられます(夫婦ともに29歳以下の場合。
30〜39歳は最大30万円)。
対象は新居の家賃・敷金礼金・引越し費用・リフォーム費用などで、結婚式そのものは対象外です。
所得要件(夫婦合計で世帯所得500万円未満など)があり、実施していない自治体もあります。
居住予定地の役所または内閣府のサイトで、実施の有無と要件を確認してください。
式の費用ではありませんが、結婚全体の資金計画では見逃せない金額です。
会社のお祝い金
勤務先の慶弔規程で結婚祝い金が出る会社は少なくありません。
金額は1〜10万円程度。
申請しないともらえないため、就業規則を確認して手続きしてください。
労働組合や共済会から別途出るケースもあります。

8.会場タイプ・地域による違い
会場タイプ別の傾向
| 会場タイプ | 固定費の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| ホテル | 約225万円 | 設備・サービスが充実。宿泊や送迎が便利で遠方ゲストに親切 |
| ゲストハウス | 約210万円 | 貸切で自由度が高い。演出の選択肢が多く、その分オプションで増額しやすい |
| 専門式場 | 約205万円 | 結婚式に特化しており進行が安定。パッケージプランが充実 |
| レストラン | 約150万円 | 固定費が最も低い。料理の評価が高い一方、演出や設備には制約がある |
レストランウェディングは他タイプより固定費が50〜75万円低く、自己負担を下げる効果が最も大きい選択です。
一方で、チャペルがない・音響照明が簡易・親族控室がないなどの制約があるため、「何を諦められるか」を先に決めてから選んでください。
地域別の傾向
- 首都圏:全国で最も総額が高い。
会場費・人件費が高いため - 関西:1人あたりの単価が全国最高水準。
料理やおもてなしにかける傾向 - 東海:総額は高めだが、ご祝儀の慣習が手厚いため自己負担は抑えられやすい
- 九州:招待人数が多い傾向で総額は上がるが、その分ご祝儀も増える
- 北海道:会費制が主流。
総額・自己負担ともに全国で最も低い水準
9.費用は誰が出す?負担の分け方
自己負担分を新郎新婦でどう分けるかにも、いくつかのパターンがあります。
折半・収入比・項目別
- 折半:最もシンプル。
共働きで収入差が小さい場合に選ばれやすい - 収入比で按分:収入差がある場合。
「6:4」「7:3」など - 項目別に分担:衣裳は各自、共通費用は折半、など。
招待人数に差がある場合は人数比で分けることも
実務的には共通口座を作って2人で入金し、そこから支払う方法が最も揉めません。
誰がいくら出したかが明確になり、精算も簡単です。
両家で分ける場合
地域や家の慣習によっては、両家で費用を分担することもあります。
招待人数の比率で分ける、挙式・披露宴は折半で衣裳は各自、といった形です。
この話し合いは早いほど良く、会場を契約してからでは金額が動かせません。
両家の顔合わせのタイミングで、費用の考え方だけでも共有しておくのが理想です。
10.見積もりが後から上がる理由と対策
結婚式で最も多いトラブルが「初回見積もりから最終金額が100万円近く上がった」というものです。
これは式場が悪質なのではなく、初回見積もりが最低ランクの内容で作られているためです。
上がりやすい項目
- 衣裳:見積もりは最低ランクのドレス1着。
お色直しや上位ランクで20〜50万円増 - 料理・飲物:最低コースで計算されている。
ランクアップで15〜25万円増 - 会場装花:最小限の内容。
写真映えを求めると2〜3倍に - 映像演出:オープニングムービーや前撮りは初回見積もりに入っていないことが多い
- 持ち込み料:ドレスや写真を持ち込むと1点1〜5万円
- ペーパーアイテム:席次表・席札は人数確定後に追加されることがある
契約前に必ず聞くべき2つの質問
①「この見積もりに含まれていない項目は何ですか」——口頭ではなく書面でもらってください。
②「持ち込み料はいくらですか」——ドレス・写真・引出物・映像それぞれについて確認します。
この2つを聞くだけで、後の増額の大半は防げます。
誠実な会場なら明確に答えてくれますし、答えを濁す会場は避けたほうが賢明です。
キャンセル料にも注意
契約後にキャンセルすると、申込金(10〜20万円)が戻らないほか、時期に応じたキャンセル料が発生します。
一般的には式の6ヶ月前で見積額の20%前後、1ヶ月前で50〜80%、直前は100%というのが目安です。
会場によって規定は異なるため、契約書のキャンセル規定は必ず読んでください。
「とりあえず押さえておく」は高額な判断になり得ます。

11.費用を抑える6つの方法
①日取りをずらす
最も効果が大きい方法です。
土曜夕方・大安・春秋のハイシーズンが最も高く、平日・1〜2月・8月・仏滅・友引は割引が大きい。
同じ内容で50〜100万円下がることも珍しくありません。
日柄を気にしないカップルなら、真っ先に検討すべき選択肢です。
②持ち込みを活用する
ドレス・引出物・ペーパーアイテム・映像は外部のほうが安いことが多く、特にドレスはレンタル専門店なら半額以下になることもあります。
ただし持ち込み料との差し引きで判断してください。
持ち込み料が5万円なら、10万円以上安くならないと意味がありません。
③人数は減らさない
繰り返しになりますが、人数を減らすと自己負担は増えます。
呼ぶか迷っている人がいるなら、費用を理由に外す必要はありません。
④式場探しサイトの特典を使う
式場探しサイト経由で見学・成約すると、数万円分の商品券や割引特典がつくキャンペーンが常時あります。
同じ式場でも、直接申し込むより特典分だけ得になります。
複数サイトで特典内容を比べてから見学予約するのが賢い進め方です。
⑤1.5次会・会費制という選択肢
挙式+会費制パーティー(1.5次会)にすると、総額を100万円前後まで抑えられます。
会費は1人1〜1.5万円が目安で、ゲストの負担も軽くなります。
フォーマルさより人数と気軽さを重視するなら、有力な選択肢です。
挙式だけを本格的に行い、披露は会費制にするハイブリッド型も増えています。
⑥優先順位を先に決める
「写真は残る」「料理はゲストの記憶に残る」「装花は当日だけ」——このように何にお金をかけるかを先に決めておくと、打ち合わせで迷ったときの判断が早く、雰囲気に流されての追加が減ります。
予算オーバーの多くは、個別の判断を積み重ねた結果です。
12.支払いのタイミングと方法
支払い時期は3パターン
- 前払い(式の1週間〜1ヶ月前):最も多い。
ご祝儀を受け取る前に全額用意する必要がある - 当日払い:受付で集めたご祝儀を充当できるが、当日に現金を扱う負担がある
- 後払い(式の1週間〜1ヶ月後):ご祝儀を充当できるため資金繰りが最も楽。
対応会場は限られる
資金に余裕がないなら、後払い可の会場を優先的に探すのが現実的な戦略です。
支払い手段
現金振込が基本ですが、クレジットカード払いに対応している会場ならポイント還元が大きなメリットになります。
300万円を還元率1%のカードで払えば3万円分。
ただし手数料を上乗せする会場や、上限を設けている会場もあるため事前確認が必要です。
カードの利用限度額の一時引き上げも忘れずに手続きしてください。
ブライダルローンは使うべきか
ブライダルローンは金利年3〜7%程度で、カードローン(年14〜18%)より低金利です。
ただし結婚式のために借金をして新生活を始めるのは、優先順位として推奨できません。
まずは日取り・会場タイプ・持ち込みで総額を下げ、親援助を含めた現実的な予算に収めることを検討してください。
それでも足りない場合の最終手段と位置づけるのが健全です。
13.結婚式費用の貯め方——毎月いくら必要か
自己負担額が決まったら、逆算して毎月の貯蓄額を出します。
平均的なケース(自己負担166.7万円)で計算すると次のとおりです。
| 準備期間 | 毎月の貯蓄額 | 1人あたり |
|---|---|---|
| 12ヶ月(1年) | 約139,000円 | 約69,000円 |
| 18ヶ月(1年半) | 約93,000円 | 約46,000円 |
| 24ヶ月(2年) | 約69,000円 | 約35,000円 |
1年で貯めようとすると2人で月14万円弱と、かなりの負担になります。
結婚式の準備期間は平均で8〜12ヶ月ですが、資金面から逆算すると1年半〜2年前から貯め始めるのが無理のないペースです。
すでに貯蓄がある場合は、その分を差し引いて計算してください。
また、新生活の準備費用(家具・家電・引越しで50〜100万円)を式の予算に食い込ませないよう、別枠で確保しておくことをおすすめします。
14.よくある質問
- 自己負担0円で結婚式はできますか?
- 計算上は可能です。
ゲスト70人以上・親族比率が高い・レストランなど固定費の低い会場・親援助あり、という条件が揃えば成立します。
ただしご祝儀は確定額ではないため、見込みの8割で計算しておくのが安全です。
また前払いの会場では、ご祝儀を受け取る前に総額を立て替える必要があります。 - 少人数の家族婚のほうが安いのでは?
- 総額は安くなりますが、自己負担は逆に増えます。
10人規模だと総額239万円に対しご祝儀は38万円しか入らないため自己負担201万円。
50人(自己負担167万円)より34万円高くなります。
「安く済ませたい」が目的なら、人数ではなく会場タイプと日取りで調整するほうが効果的です。 - 親からの援助はいくらお願いすればいいですか?
- 相場は100〜200万円です。
ただし金額を先に決めるより、シミュレーターで出した自己負担額を両家に共有して相談するほうが具体的に進みます。
「自己負担が167万円になる見込みで、うち◯万円を自分たちで用意する予定」と数字で示すと、援助の判断もしやすくなります。 - ご祝儀はいつ現金化できますか?
- 式当日の受付で受け取ります。
前払いの会場では支払いのほうが先に来るため、一時的に総額分の立て替えが必要です。
カード払い可の会場を選ぶと、支払い日と引き落とし日のズレで立て替え負担を軽くできます。 - 見積もりはいくつ取るべきですか?
- 3会場が目安です。
1会場だけでは相場観が持てず、5会場以上は比較疲れで判断が鈍ります。
同じ人数・同じ条件で見積もりを取り、「見積もりに含まれない項目」を各会場に同じ質問で確認すると比較しやすくなります。 - 結婚式をしないという選択はどうですか?
- 費用面だけを見れば当然安く済みます。
ただし「親族への挨拶の場がなくなる」「後から後悔するケースがある」という声も多く、フォトウェディング(10〜30万円)や食事会のみ(1人1〜2万円)といった中間の選択肢もあります。
費用を理由に諦める前に、規模と形式を変える方法を検討してみてください。 - キャンセル料はいつから発生しますか?
- 申込金は原則として契約時点で返金されません。
キャンセル料は会場の規定によりますが、式の6ヶ月前で見積額の20%前後、1ヶ月前で50〜80%、直前は100%が一般的な目安です。
契約前に必ずキャンセル規定を確認してください。 - 結婚式の費用は誰が払うのが一般的ですか?
- 新郎新婦が自己負担分を出し、親援助で補うのが最も多いパターンです。
2人の分担は折半・収入比・項目別のいずれかで、共通口座を作って入金する方法が精算しやすく揉めにくいです。
地域や家の慣習で両家分担とする場合もあるため、早い段階で両家の考え方を共有しておくと安心です。
15.まとめ:まず自己負担額を知ってから式場を見に行く
結婚式の費用は総額343.9万円が平均ですが、ご祝儀と親援助を引いた自己負担は170万円前後が中心です。
そして自己負担を左右する最大の要因は、人数ではなく「親援助の有無」と「会場タイプ」でした。
人数を減らすとむしろ自己負担は増えるため、呼びたい人は呼んだほうが得です。
式場見学に行く前に、上のシミュレーターで自分たちの条件での自己負担額を出しておいてください。
予算の基準を持って見学に行けば、初回見積もりの安さに惑わされず「この会場だと最終いくらになるか」を冷静に判断できます。
契約前に「見積もりに入っていない項目」と「持ち込み料」を聞くことも忘れずに。
自己負担額の目安が出たら、次は実際の会場で見積もりを取る段階です。
ハナユメは全国5か所に相談デスクがあり、店舗・オンライン・LINE・電話から専門アドバイザーに無料で相談できます。
2008年のサービス開始以来、40万組以上をサポートしています。
100万円以上おトクになることも!
※ハナユメから式場見学を予約し成約いただくことが条件です。
※式場、日時、人数によっては、割引額が100万円より下回る場合もあります。
実際の金額は会場・日取り・オプションにより大きく変動するため、最終的な費用は式場の正式見積もりでご確認ください。
結婚新生活支援事業の補助内容・要件は自治体により異なります。
贈与税の取り扱いについては個別の状況により判断が分かれるため、高額な援助を受ける場合は税務署または税理士にご確認ください。
当サイトは特定の式場・紹介サービスの運営会社ではなく、中立の立場で費用の目安を提供しています。